プルトニウムはどこへ行く・・

12月2日のニュース

―イギリスが114トンのプルトニウムの一部を地下処分場に廃棄する事を決めたという。(保有量は核兵器1万発分)
使用済み核燃料の再処理施設も21年までに閉鎖するという。

1994年にはナトリウム冷却材もれなどのの事故が相次ぎ、高速増殖炉計画はすでに断念していた。
しかし使用済み核燃料は増え続けるため、再処理の必要があり、年3トンの割合で余剰プルトニウムが増え続けた。
そのため、MOX燃料を作り、利用・消費する予定だったが、MOX燃料工場の成果が上がらなかったため、結局プルトニウムは増え続けた。


日本はどうだ。
世界中がとっくに諦めている"高速増殖炉"である「もんじゅ」。
先日11月20日、事業仕分けで「抜本的に見直す」とされ、私はやったーと大喜びしましたが、実は、22億円の無駄が指摘されたに過ぎない。
―11月28日・毎日新聞の山田孝男さんのコラム「風知草」では、
・・・・『もんじゅ』は廃炉に向かっているように見えるが、実際は違う。44年延べ1兆円の国費を投じてなお、『もんじゅ』は動かない。動く気配もない。だからこそ、震災直後に研究開発中止の声が高まったが、今は「無駄を省いて開発を」という論者が巻き返している。
  原発から出る核のゴミを再処理してプルトニウムを取り出し、それを燃やすのが"高速増殖炉"だ。この循環(核燃料サイクル)が成立しない限り、ゴミは原発にたまり続ける。現に昨年9月時点で貯蔵プールの66%にあたる1万3530トンが蓄積している。
  夢の中に留まって現実から目をそらすという選択肢はない。
  夢から覚めて繁栄の後始末に立ち向かうしかない。(要約)
・・・・・

また同じ2日の新聞から
―2002年に、『東電(荒木浩会長・南直哉社長)経産省(広瀬勝貞事務次官)ら双方首脳が、青森六ヶ所村の使用済み核燃料再処理事業からの撤退の方向で合意していた』という事が判明した。
その3ヵ月後、東電トラブル隠しが発覚し引責辞任し、その後、実現しなかった。
しかし現在、荒木氏は取材を拒否、南氏と広瀬氏は「記憶にない」と話す。


11月30日
東電が福島原発の現状を発表した。それによると
―1号機は格納容器の底のコンクリートを溶かし、あと最後の砦である鋼鉄のその容器まで37cm。格納容器の上のほうで測った温度は40度。底の融け落ちたウランの上には水が満たされ冷やし続けているが、その燃料自体の熱は分からない。
・・・37cmっていったいどうやってその数字が出たのか不明。小出先生によるとその鋼鉄は1500度で融ける。溶けたウランの温度はもともと2700度。もしその鋼鉄が融ければ、放射能拡散を防ぐ手立てがなくなる。
 恐らく事態を軽く軽く見積もっての37cmだろう。

12月1日
文科省が学校給食の食材の放射線量について、「40ベクレル/kg」と示したが、測定機器選定の目安だった。
飲み物は200ベクレルとされている。(その根拠は年間5ミリシーベルトまで許すとしたもの)
子どもには大人の5分の1の「年間1ミリシーベルト」を上限としようとしたためかと、最初は判断された。
しかしそれでも、忘れてはならない!事故前の米は0.1~0.2ベクレル/kgだった。40ベクレルでさえ400倍。
しかし、なんと測定機器選定の目安であった。なんじゃ?!
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いったい、今、何が、誰が、原子力を推進したがっているのだろう。

東電の幹部も政府もイギリス他の国の政治家も福島の人も福島以外の人も・・・ほとんどの人が、もう原発は失くさなくてはならない事を知っている。

「平和利用」のなれの果てが、ふるさとを奪い、人生をかけた仕事を奪い、海や山を汚し、子どもの遺伝子を傷つけることも、もう皆知っている。

抑止力というのは、アメリカ・中国・ロシアなど核爆弾をもつ国の勝手な言い分で、一度発射されれば、「抑止力」の存在ゆえ、核爆弾を持っていようとなかろうと世界は終わる事も、皆知っている。

皆が知っていることを、皆知っている。

社会が、惰性で動き、悪い事と知りながら止めることが困難、という事もあるのだろうが、今は力を感じる。
力ずくでどうしても進めようとするその意味はいったいどこにある?

保身、金、支配・・・ 
そんなにどうしても?何よりも大事か?  

子どもの命、たくさんの人々の人生、環境などより大事な物って、なに?
これらの事って、結局自分の命につながっているから、自分の命より大事な物、という事になる。
それって何?
・・・どうしても分からない。

詰まるところ・・・今、保身・金・名誉などに走る政治家・官僚・経済界のトップ達は、思考が停止しているとしか思えない。

真実を語る人、それを聴く人そして真実に気づく人、今までのやり方を反省し改めようとしている人、そしてとてつもない苦しみの中にいるたくさんの人たちや動物・自然環境・・そんな中で、真実に目を向けようとしない特殊な人たちの思考がレリーフのように浮かび上がる。
本人達は気が付かないのだろうか、異状である事に。

混乱を避けるためには真実を知り、伝えるしかない事くらい、誰でもわかることだ。
真実に目を向ける勇気のない者、自分のことしか考えられない者、他の人の気持ちに共感する感性を持っていない者は、当たり前だけど、人の前や上に立ってはいけない。
政治家や経済界の要人が、全国民の中で最も愚かな人の集まりだなんて、なんという恥だ。

ええかげんにしなさい!!!
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だから、私たち市民は、政治なんてそんなものよ、なんてうそぶくのはやめて、勉強し抗議し続けなければ。
こんなに私たちは君たち政治家より本当の意味で賢いのだ、ということを、ひとりひとりが自負し誇りに思うようにならなければ。

そうなれば、絶対に国は変わる。

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