「天才 その条件を探る」キースの即興演奏について

2017年 National Geographic の5月号から 紹介させてもらう。
筆者/クローディア・カルプ


>ジャズの即興演奏は創造のプロセスにおける神経回路網の相互作用を示す興味深い事例になる。米カリフォルニア大学サンフランシスコ校の聴覚の専門家チャールズ・リムはMRL装置内で演奏できる小型のキーボードを開発し、6人のジャズピアニストを対象に実験を行った。(中略)

 実験の結果、即興演奏中の脳の活動には、注目すべき特徴が見られたという。
自己表現に関わる脳の内側の神経回路網が活発に働く一方で、注意の集中や自己監視に関わる外側の神経回路網の活動は弱まったのだ。
「まるで脳が、自分にダメ出しをする回路を断ち切ったかのようでした」とリムは言う。
 そこから、ジャズピアニストの驚異的な即興演奏の秘密に迫れるかもしれない。

 コンサートで最長2時間もの即興演奏を披露するキース・ジャレットは、自分の音楽がどう形づけられるかを説明するのは難しい、いや、不可能だと言う。だが、いったん聴衆を前にすると、意識的に頭の中から音を締め出し、ただ無心に鍵盤に指を走らせる。「脳の指示を完全に無視して、見えない力にすべてを委ねます。その力には感謝するのみです」と彼は話す。
 とりわけ、印象に残っているのは、ミュンヘンで行ったコンサートで、演奏しているうちにピアノの高音域に自分が消え入ってしまうような感覚があったという。何十年もメロディーを聴き、学び、練習することによって磨かれてきたジャレットの創造的な芸術性は、意識のコントロールから解放されて初めて、豊かにあふれ出す。

*****
「音を締めだし」の下りは筆者の考え違いだと思うが・・

ダメ出しを拒否している?ははは。確かに。時間芸術であるので、さっきの音はベストだったのか、って後悔していては成り立たないわ。もちろん自分がその場で弾いてきた音は、きちんと背負っている。それに影響を受けながら、進んでいくのだが。
無心でいつも弾けるように、日々練習する。
完璧に無心になるようないい状況には、なかなかなれないが、そう自分を仕向けることは出来ると思う。
さあ、いい音楽を作っていけるように、無心になれるように、精進しよう。
CDやLive、Lessonのお問合せは、taka(アットマーク)tbi.t-com.ne.jpまで。

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