言葉のコミュニケーションと、音楽のコミュニケーション

長年生きてきて、音楽をやり続けてきて、本当によかったと思うことの一つに、言葉を超えた信頼関係を築くことができることだ。

ポーンと音を出したら、それを感じて瞬間的に、共演者は次の音を決める、というより、次に来るべき音・次に来ることになっている音を感じ、瞬間的に発音する決断をし、発音する(しているのであろう。反射的だから意識は介入しない)
それを受けまた、共演者は同じように音を発する。

時には、期せずして、お互いに同じ波に乗り、思いがけなく完璧に同期する。

或いは、共演者の描くラインに反発した線を描いたり、和音(色彩)を奏でてみたりする。その時にも邪魔しようというくだらない意識など皆無で、これにこれが出会った時の美しさ、を思い描いてのことだ。

そこには、信頼関係が無くては成り立たない。
その一番初め、試み、それができると確信できたときに、信頼関係が生まれる。
それが継続されるとき、信頼関係は続き、ともにとても大切な存在となる。

言葉の関係では、特に面と向かわない時、言葉を伝えるむつかしさに直面する。
今事実、私もこうやって、確信をもって言葉を書いている。
そうでないと発することは出来ない。
それが、誤解や確執を生むときは、ちょっとした自己保身の気持ちが働いて、何かわからないもののために自己防衛をする時だ。信頼関係は崩れてしまう。
言葉足らずであったり思い込みであったり、という取るに足りないことであるかもしれないのに。
面と向かって声を聞いたら、言葉以上のニュアンスが伝わるかもしれないのに。

音楽では、そういう誤解は生まれない。
その瞬間、わかってしまうからだ。明らかになるからだ。


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