ラプコンのこと『平和へ ― 米軍基地のたたみ方』 ビッグイシュー268号より その2

みんな知っているのか。
首都圏上空伊豆半島から新潟近くまでの管制権は、米軍が握っていること。

これは別に秘密ではない。

理不尽この上ない。
怒りがこみあげる。



*****   ビッグイシュー 268号より

前泊 博盛さん (沖縄国際大学大学院教授)に聞く

基地内はもちろん、航空機の飛行や裁判権など、あらゆる面で米軍の“治外法権”を許す「日米地位協定」。
なぜ、この不平等条約が今も続いているのか?


“嘉手納ラプコン”
― ラプコンとは管制権のこと。
  米軍の嘉手納飛行場と、沖縄の那覇空港はクロスする形で位置し、米軍機が“上”を、民間機が“下”を通る。

“横田ラプコン”
― 首都圏上空伊豆半島から新潟近くまでの管制権は、米軍が握っている。

・・・『横田ラプコンの存在はまるで空にエベレストがそびえているような状態だとパイロットは言います。
   羽田空港を発着する民間機などは、その空域を急上昇して急旋回しないといけないので当然危険性も高いし燃費も悪い。

   首都圏が外国軍によってこれほど占領されているのは、世界でも日本だけではないでしょうか


今、日本には133の米軍基地があり、約5万5千人の米兵が駐留している。

・・・『米軍基地内は日本の法律が及ばない治外法権。米軍関係者は出入国審査を受けずに出入りできる』

その他にも
・在日米軍の年間滞在費6千億円は日本が負担。

・米兵一人当たり年間1千万円以上の駐留経費、基地内は電気・ガス・水道、すべて無料。

・司法権も大きく制限され、逮捕されても起訴率は日本人が45%なのに対し、米兵は11%。米兵に非がある場合の損害賠償金の25%も日本が支払うことになっている。

・日本全土、住宅密集地であっても米軍機は地上60mという低空飛行が事実上許されている。

・・・『米軍には、低空飛行や住宅密集地を飛ぶことを禁じている日本の航空法が適用されません。
  しかし、米兵が暮らす住宅地の上空は、米国国内法が適用されるのでオスプレイも一切飛びません。

  しかし、環境法など都合の悪い米国国内法は日本では適用されません。

  無法地帯です。』


なぜこうなったか。

 1952年4月28日「サンフランシスコ講和条約」発効によって、日本は独立を回復。ところが沖縄・奄美群島・小笠原諸島は、日本から切り離され72年5月の施政権返還まで引き続き米国の占領下におかれた。

 また、講和条約発効後、90日以内に占領軍は撤退すべきだが、同時に「旧・日米安全保障条約」を結んだことで、26万人の「占領軍」はそのまま「在日米軍」と名前を変えて駐留を継続。岐阜や山梨にいた海兵隊は反対運動に会い、沖縄に集まってきた。

 そして、旧安保法とともに米軍や基地についての具体的な取り決めが記されたものが、地位協定の前身である「日米行政協定(1952年調印)」
 そこには、「米軍がのぞむ数の兵力をのぞむ場所に望む期間、駐留させる権利」を確保する」ことを目的に、「日本全土基地化」を可能にする内容が盛り込まれた。
 (後に、60年「新安保条約」の締結に伴い、「日米地位協定」として改定された)

 さらに1952年の砂川裁判では「安保条約のような高度な政治性を持つ事案については憲法判断をしない」 という判決が出された。

・・・『安保を中心とした米国との条約群が、憲法を最高法規とする日本の法体系よりも実質上、上位に位置してしまった。


 嘉手納ラプコンは、実は、5年前に管制権が日本に返還されている。
 しかし交渉途中で米軍優先の運用はそのまま、と決まってしまった。

・・・『戦後70年もそのままになっている地位協定の存在は、日本の主権を喪失させ、日本国民の人権を侵し、生命・財産を危うくしています。
  日本は主権国家ですから主権を行使し、日本の領土・領空においては日本の国内法を適用すればいいんです



 実際に、ドイツやイタリアは駐留米軍に国内法を適用している。


 なぜ日本はできないのだろう。


・・・『地位協定を熟知した専門家を育てないと交渉は難しい。
   
   また、国民的な無知と無関心も改定を阻んでいます

   国民全体が状況をよく知り、おかしいという声を上げていくことで、国民の支持があるから政治家も官僚も米国に立てついても大丈夫という環境を作っていかないといけません。



*****

プライドは無いのか?!日本人。

国民的な無知や無関心。
そう仕向けられているのは明らか。

「よらしむべし、しらしむべからず」という魂胆なのだ。

しかし、今は、知ろうとすればることができる!
身の回りでも、何かと話題にしよう。

日本人は『何もしないためには、なんでもする』とニュージーランドの詩人は言っているそうだ。

・・・・「やらない」ためには、どんな言い訳でもする。

   「変化しない」ためには、どんな言い訳でもする。

   やる前から「できない」、だから「仕方ない」。

   その実は、「やりたくない」「変化したくない」。

   自分で動くのではなく、「誰かに変えて欲しい」。

   誰かが変えてくれないなら、「しょうがない」。

   自らが変化しないためには、どんな言い訳でもし、どんな不都合な現実にも目をつむる。

   不都合な現実や、考えたくないことには、蓋をすれば万事解決。


おー、悔しいけど、その通り。
福島の子どもの甲状腺がんのことでさえ、不安がる声を周りから聞かない。
もしかすると知らないのかもしれない。知ろうとしていない。
原発のことは、「東電に働く人もいるので、言えない」、と言ったPTA仲間のお母さんもいた。

あかんでしょ、それじゃ。

CDやLive、Lessonのお問合せは、taka(アットマーク)tbi.t-com.ne.jpまで。

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