ピアニスト・高橋悠治さんの本 『きっかけの音楽』から

本自体は2008年出版、この文章は2001年9月に書かれたもの。

2001年9月11日の同時多発テロの後、アメリカがアフガニスタンやイラクに攻撃をし始めました。戦争を仕掛けることを正当化するアメリカのその理論に空恐ろしさを感じ、人間の愚かさに悲しくなり、「For A New day」という曲を私も書きましたが、高橋悠治さんは、とても端的に冷静に言葉にされています。

ボストンで再びテロが起こり、緊張状態のアメリカ。
不幸な連鎖に再びならない事を願って。

*****

 「テロリズムと」 いう言葉で、そこに至るまでのプロセス・その原因や条件を作った者の責任をかくしてしまう。

 味方でないものは敵だ、武器援助か空爆か、食糧支援か経済制裁か、えらべという二元論。
 それに向き合い、戦争か平和か、どちらかに態度を決めなければならない。
 ・・・これこそ罠ではないだろうか

 理解することなく、現象にとらわれて。

 今起こっていることは突然でもなければ、理由のないことでもない。

 こうなるまでに、アメリカ政府が何をやってきたか、何をやって来なかったか。

 誰に武器を与えていたか、その武器はどこで使われたか、誰を虐殺していたか・・・

 その責任は誰がとっているのか、とっていないのか。

 それらの歴史的条件・半世紀の蓄積の上に、今日がある。




 
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