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zoom RSS ライブのレヴュー2つ とてもうれしい!SweetRainでさがゆきさんとデュオ

<<   作成日時 : 2018/04/25 10:19   >>

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2018年4月20日の中野『Sweet Rain』での、さがゆきさん(vocal)とのライブに、2つのとてもうれしい感想文をいただきました!
マスター(パパと、ゆきさんは呼んでいる) 高橋秀綱さん と 放送研究家の川崎隆章さんの文章。

とってもうれしい。
ほめてもらうのはとても励みになるので、いつでも読めるように、ここに転載させていただきます。

まずは

高橋秀綱さん
・・・・・昨夜のSweetRain、いつものように「なにやろうかな?・・・・これにしよう!やったことないけど」などと二人で話しながら演奏が始まる。高田さんがこの世のものとは思えない美しいハーモニーを出すと、さがさんの歌が、絶妙なタイミングで入ってくる。そして、さがさんの歌声を聴きながら、高田さんがさがさんの心を受け継ぐようなメロディーやハーモニーを紡ぎ出す。
インタープレイというよりも、2人の心が共振して、心と心が反応しあっているような演奏。
そこにあるのは、互いの音に反応しあっての対決的なインタープレイではなく、愛に包まれた心と心の一体化だと感じる。
そして、この夜限りの美しい音楽が生まれる。
そう、二度と再現することができない音楽が。
そこは、一瞬の音に懸けるひりひりした緊張感溢れるステージのはずだが、そんなものは感じない。
多分、2人の信頼と愛に包まれているからだろう。
それにしても、高田さんのピアノの音色は美しく、ハーモニーは奥深い。高田さんも、渋谷毅さんと同じ種類の魔法を使う人だと感じた。
さがさんの歌は、何回聴いても、毎回毎回、新しい発見がある。どこまで奥深いのだろう。恐ろしいほどの奥深さだ。
Like someone in loveでのさがさん独特のスキャット、Every time we say goodbyeでの深く説得力のある歌唱、素晴らしかった!
また聴きたいライブが増えてしまった。



おお。『心が共振して、心と心が反応し合っているような演奏』―、まさにそのとおりであります!
共演の理想的なやり方と思います。

そして『二人の信頼と愛に包まれているから』―、これも、そのとおり!でもこれは、実は二人だけではないのです。実際にはその場に一緒にいる人たちの信頼と愛にも、大きく影響をうけているのです。

『さがさんの奥深さ』・・・私も毎回、驚きながら共演しています。
私の出した音に間髪置かず、すっと沿ってくる。その瞬発力!
時に同系色で時に差し色で。それがなんとも心地よい。
確かな歌唱力と耳に基づいているので、ふわっとした流れるようなフレーズでもはっきりと伝わってきます。

毎日、様々な選りすぐりのライブを聴いていらっしゃる方の言葉は、本当にうれしい!!
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続いて・・
川崎隆章さん

・・・・・昨夜は中野スイートレインで『高田ひろ子・さがゆき』というライブを聴いてきた。あまりに良かったので備忘録がわりに記します。

高田さんのピアノは私の耳で聞く限り3つの特徴を感じます。

1)分厚い和音を、さらにどんどん重ねてくるのに、全く重たくならない。編曲の妙だけ、弾き方の妙だけとは思えない…

2)ソロやメロディの流麗さは、品のいい大阪弁みたいに、音の粒が立っていて、フレーズはリエゾンしている…

3)音と音の間の情報量が圧倒的に多い。まるで一音一音が囲碁将棋の一手一手みたい。

1についていえば、これはどれだけ和声を研究し、実験と実践を重ねたかの一言に尽きるわけですが、実際、複雑な和音を用いた編曲を経験した者としての経験でいえば『何を断捨離したらいいか、分かるまでが長い』のがコレで、例えばボサノバをブラスバンド用にアレンジするくらい難しいわけです(笑)。どこをどう引き算すれば、高田さんのような淡くて奥深い音のクラスターが(そう、ウォーターマン社のインクみたいな!)できるのか、見当がつかないのです。深海の水流のような大きなたゆたい…

2についていえば、これは品のいい大阪弁に敏感な人ならわかりますが、うるさくない饒舌さのコツ。一言一言は粒だっているのに、話の流れが前後でリエゾンしているので優しくて知的。躍動感と滑らかさが共存してるんですナ。

3についていえば、高田さんは一音を出す時、次の『一手』を選ぶのに何千、何万という選択肢から選んでいるように思えます。まるで天才棋士のよう。西洋音楽の場合、普通は最低2音並ばないと判断も選択もできないのですが、高田さんは1音だけで斬りこめる。これはいったいどんな頭の中なのか、全く見当がつきません。

3つあわせて考えれば『フランス印象派とオランダ野獣派が重なったような世界』。あるいは、光に包まれたモネの世界に素朴な野生の動物が存在しているような、そんな世界。あー、うまく言えない。

さがゆきさんとの相性がいいのは当然の事。さがさんも天才棋士みたいに鋭い先読みの気質があるし、付かず離れずの軽さを操れるし、土着的な重さを光に置き換えることができる。あとは皆さんご存知の彼女の特徴で、それが高田さんとあわないわけがないのです。

貴重なデュオです。これは、今見ておかなければ生涯の失いものになります。得るもの多し。とくに、音楽に対してさらに造詣を深めたい人は聞くべきです。楽典や楽理がわかる人なら涙がでるほど、その『巧みな絡み合い』が見えてくるでしょう!




川崎さんは、「放送研究家」という肩書だが、落語、美術、音楽にもとてつもなく造詣が深く、しかも、絶対音感ももっていらっしゃるという、とても実はおっとろしい存在。
いつも、存分に楽しんで聴いてくださるが、こうほめてもらうと・・本当にうれしい!

1)について
ピアノは押せば鳴ってしまうのし、一度にたくさんの音を出すことができるし、息継ぎなしで弾くことが可能です。だから余計な音を出さない、ということは常に大きな課題です。
『深海の水流のような大きなたゆたい』のようなイメージをしていること、多いです。

2)について
大阪弁のイントネーションの幅は広い。それをしゃべっている人間にも少なからず影響があるような気がする。
川崎さんは箕面の出身、私はその隣の池田。同じ空気といってもよい。「池田の猪飼い」という落語があるくらいだから、その昔は五月山の麓の田舎なわけ。関西の中ではのんびりしていると思う、空気も人も。
『躍動感と滑らかさ』・・・なるほどー。めちゃうれしい。

3)について
『一音だけで切り込む』・・フォービズム 確かに・・野性的だといわれることはよくあります。
そして形より印象を描きたい・・・そのとおり!
パウル・クレーがどうしても好きなのも、こういうことだったのか・・

さがさんには『先読みの気質』『軽さを操る力』なる特殊能力が、確かにあります。
『土着的な重さを光に置き換える』・・・おもしろい表現ですね。ひとつひとつの音に、根源的な、エネルギーを見出す、という感じかな?

そして、やっぱり『信頼と愛』 これがあるからですわ。


高橋さん、川崎さん、Sweet Rain、そしてゆきさんに、感謝します。

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